私たちが「本当のワインを造ってみたい」と日本を飛び出し、フランスのブルゴーニュに渡ったのが1991年の1月、湾岸戦争のさなかだった。
「外国でワインを造ってみよう」と決心したとき、両親はもちろん、友人、知人の誰もが反対だった。その時「そんな幻みたいな物を追いかけてどういう気だ?」と知人に言われたことが強く耳に残った。
それから10年、私達が追いかけていた物がワインと成って現れた。文字通り「まぼろしワイン」である。響きはワインというより日本酒的であるが、日本人が造ったワインなので少し日本的な響きがあるほうが良いだろう。
ブルゴーニュではジュブレイ・シャンベルタンのドメーヌ・アルマン・ルソーで、オーナーのシャルル・ルソー氏からブルゴーニュワインの真髄を1年間みっちり教わった。
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| 醸造家のトム&レベッカ |
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ソノマではストーンストリート・ワイナリーでセラーワークから出発した。次にAVGワイナリーでラボマネージャー、そして現在のミシェル・シュランバージェ・ワイナリーではエノロジストとして働いている。その間、UCデイヴィスでワイン醸造学、マイクロバイオロジーを学んだ。またケリー・ダムスキー氏やフレッド・ペイン氏といった経験豊かなワインメーカーからワイン醸造の実践を教わった。
レベッカはヴィティカルチャーに興味を持ち、同じくUCデイヴィス及びサンタ・ローザJCで葡萄栽培学を学んでいる。ポールマイヤー・ワイナリーで“伝説”のヘレン・ターリー女史から2年間に渡って葡萄栽培を教わったことが強い動機となっている。現在、ストーンクリーク・ワイナリーでワインメーカーとして働いている。
私市(きさいち)友宏・レベッカ